原因不明の体重減少
嚥下障害の問題がない場合でも、進行期パーキンソン病の患者では明らかな理由がなく体重減少が起こる可能性があります。通常、患者は体重減少を引き起こしている可能性がある他の医学的状態を検索するため、主治医から紹介されて、徹底した全般的な健康診断を行います。
多くの場合は、これらの評価で他の原因を明らかにできません。正確な原因は不明のままですが、このような体重減少は進行期パーキンソン病そのものに関係していると考えられています。
日常生活の問題
進行期パーキンソン病では、更衣動作や清潔動作、食事などの日常的な活動はますます遅くなって敬遠されるようになります。家族は、ボタン操作、スナップボタンの操作、ジッパーの開け閉め、シャツやズボン、下着の着用など、日々の活動を支援する必要性がますます高まっているでしょう。
作業療法士は、患者とその家族に動作の緩慢さや巧緻性の喪失に対処するための様々な方法を提示することができます。パーキンソン病患者の人たちを援助する自助具カタログには、靴や衣服につけるベルクロや長めの靴べら、操作しやすい食器などが載っています。
さらに、浴室の手すりやシャワーチェアー、昇降便座、ベッドサイドに置くポータブルトイレなどで、屋内をより便利で安全にすることができます。これらの自助具は、パーキンソン病患者の人たちの日常の課題を助けるだけでなく、彼らが自立した生活を送り続けることを可能にします。このように自立した生活は、身体的にも精神的にも、パーキンソン病患者にとって非常に重要です。
パーキンソン病を患っている人々のために新しい治療法は常に開発されており、今後数年間で、重度の進行期の症状が改善する歴史的な発見があることを願っています。
国家資格(作業療法士取得)
順天堂大学医学部附属順天堂医院10年勤務後,
御茶ノ水でリハビリ施設設立 7年目
YouTube2チャンネル登録計40000人越え
アマゾン理学療法1位単著「脳卒中の動作分析」他
「近代ボバース概念」「エビデンスに基づく脳卒中後の上肢と手のリハビリテーション」など3冊翻訳.
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