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2017.03.16

73%!? 脳卒中発症後に待つ時間はない!

 

 

 

 

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初期症状を感じても73%の人は病院にかからない可能性がある!?

 

脳卒中の最初の症状から最大3時間は、しばしば「golden window」と呼ばれます。それは、脳への血流を回復させ、脳卒中の程度を最小限に食い止めたり、損傷を回復させたりするため、とても重要である期間です。

 

脳が出血または血流不足により非常に敏感なため、治療が行える非常に限られた時間(window)があり、より長く患者が症状をそのままにしておく程、脳卒中の被害は甚大となる。

 

メディカルセンターの新しい全国調査によると、45歳未満の若年の患者は脳卒中症状の緊急性を過小評価する可能性があり、大部分は病院に行くのが遅れてしまいそうであるとのことです。研究者は、脳卒中の一般的な症状である脱力、しびれ、発話障害や視野障害を感じてから最初の3時間以内に何をする可能性があるか全国的に1000人以上の人々にアンケートを取りました。45歳未満の患者のうち、約3人に1人しか病院に行く可能性が高いと答えませんでした。 驚異的な数字73%の人が、症状が改善するかどうかを待つ可能性が高いと答えました。

 

1990年代半ば以来、米国では脳卒中を患い病院から退院した18-45歳の若者の数は53%も急増しています。欧米化している日本でも他人ごとではありません。虚血性脳卒中は、あらゆる年齢の人に起こることがあり、高血圧、糖尿病、喫煙および肥満に関連することが多いです。健康的な食事と定期的な運動は、喫煙やアルコール消費を制限しないだけでなく、脳卒中リスクを低下させることが示されています。

 

脳卒中のリスクが高いことを知っていることを知ることと同じくらい重要なことは、脳卒中の症状を知ることです。 脳卒中の徴候を知り、「早く」行動するべきです。

 

・ろれつが回らない

・片目が見えない

・顔の手足の半分の感覚がおかしい

・言葉が理解できない・言いたいことが言えない

・足をひきずる、力が入らず上手く歩けない

・物が持てず、落としてしまう

 

などの症状がありましたら「待つ時間はありません」すぐに医師にかかりましょう。

 

 

編集部コメント

多くの患者様と関わる中で、「大丈夫」とちょっとした症状では医師にかからない方が多いように見えます。自身では病院に行くことに気乗りしない方も多い為、家族、関わる者も知識を持ち、判断・声かけがしっかり行えるようにする必要があると思われる。医療従事者は、積極的に地域に発信していく必要があります。

Reference

Source: Shannon McCormick – Ronald Reagan UCLA Medical Center

 

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