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睡眠不足が記憶形成に影響することはよく知られています.長い一日の学習の後に眠りにつくと,前日の記憶形成が強化されます.
依然解明されていないことは,睡眠不足が新しい記憶形成に影響するかどうかという点です.
ある研究では,今日の記憶の固定化だけでなく,翌日の記憶形成のための脳の準備においても睡眠が重要であることが示唆されています.
”記憶の定着”だけでなく,”新たな記憶”においても睡眠は重要
ヒトは皆,疲労や睡眠不足が自分自身の精神的・身体的能力に影響を与えることを把握しています.ですから,私たちはいつも大きなイベント(試験や大会など)の前には十分な休息をとることが必要であると認識しています.
しかし,翌日の能力発揮を確保するために十分な睡眠をとることの重要性については説かれますが,実際の翌日の記憶形成に関するアドバイスを聞くことはあまりありません.
記憶定着と新たな記憶形成は共存する!?
睡眠と記憶の関係は,前述した通りに今日蓄えた記憶の定着において重要という認識が強くあるように思います.
しかしながら,前日の睡眠状況は翌日の精神的・身体的能力に影響を及ぼしますし,その状況下で形成される記憶も不十分なものになり得るのは容易に推測できるかと思います.
”記憶定着”・”記憶形成”は互いの好循環のもと成立する可能性をもつことからも,良質な睡眠をとることは重要と言えます.
Reference
国家資格(作業療法士取得)
順天堂大学医学部附属順天堂医院10年勤務後,
御茶ノ水でリハビリ施設設立 7年目
YouTube2チャンネル登録計40000人越え
アマゾン理学療法1位単著「脳卒中の動作分析」他
「近代ボバース概念」「エビデンスに基づく脳卒中後の上肢と手のリハビリテーション」など3冊翻訳.
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