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側臥位で腰に手を回す練習
今回の練習は、前回お伝えした椅子に座って体側へ手を動かす練習の応用編です。より重力に抗し、可動範囲を求められます。
マット等を敷いた床に横たわって行います。床で横向きの状態で、腕をお腹側から背中側に動かし、また戻す練習です。
はじめは、誰かに見てもらう、もしくは手伝ってもらいながら行った方が賢明です。体の後方にパートナーに居てもらい、出来ない部分を非麻痺側で手伝う代わりに手伝ってもらって下さい。徐々に自力で行える範囲を増やしていきましょう。
【運動のポイント】
① 非麻痺側を下にした側臥位で、頭を手で支えて下さい。腰は傾かず垂直に保ってください。
② 麻痺側の手はお腹側の楽な位置にあります。
③ 腰の周りを辿りながら、背中側に腕を回していきます。
④ 背中側の床に触れ、一旦休息し、再度集中して元の位置に戻していきます。
* 腰の頂上の所で特に助けを必要とするかもしれません。しかし、懸命に取り組む必要のある所でもあります。数cmでも動かせるよう集中してコントロールする力を取り戻そうとしてください。まずは、自身の腰の捻りを利用して助けてみて下さい。(基本的に腰は垂直に保つことが望ましいです。)どうしても難しい場合に必要な分だけパートナーの助けを借りましょう。
* パートナーの方は、手伝う際にはほんの数cmの移動を手伝うだけで構いません。少し努力すれば達成できそうな範囲まで手伝います。
国家資格(作業療法士取得)
順天堂大学医学部附属順天堂医院10年勤務後,
御茶ノ水でリハビリ施設設立 7年目
YouTube2チャンネル登録計40000人越え
アマゾン理学療法1位単著「脳卒中の動作分析」他
「近代ボバース概念」「エビデンスに基づく脳卒中後の上肢と手のリハビリテーション」など3冊翻訳.
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