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2017.02.13 パーキンソン病

表情を改善・豊かにする6つのポイント!パーキンソン病の自主トレ・リハビリ

 

 

 

 

表情筋のトレーニング

 

パーキンソン病の約半数の方が、会話や嚥下に問題を抱えています。その特徴としては、早口になる、低く小さな声でボソボソと話す、どもる、単調な声になる、一度に話せる内容が短くなる等の症状が見受けられます。また、口の中に唾液が溜まりやすくなることも見受けられます。

 

このコミュニケーション能力の低下は、パーキンソン病の方にとって辛い症状で、人と話すことが嫌になってしまう場合もあります。今回の自主トレは、会話のための発声や表情の練習を行います。ゆっくり・はっきりと、出来る限り長く声を出すことを意識しましょう。また、その際に唇、歯、舌、顎など顔のパーツを誇張して動かすことを意識してトレーニングしましょう。毎日、練習を行い、練習をしたら周りの人とたくさん会話をしてみましょう。

 

「表情の練習」

顔の筋肉を使い、表情を豊かにする練習です。

 

下記の表情を、眉毛、目、口、歯、顎と顔のパーツを強調して表情を作りましょう。表情は誇張して作ってみましょう。

※練習を行う前に顔の各部位をマッサージしてから行っても良いと思います。(各部位への意識が向かう、筋肉が動かしやすくなる等の効果が見込まれる。)

 

手順)

•悲しい顔、泣き顔(例:子供が泣き喚くような表情です。)

•怒った顔(例:威嚇するように歯を見せ、眉間に皺を集めます。)

•驚いた顔(例:目を見開き、眉が上がり、口を大きく開けます。)

•笑顔(例:口角を引き上げ、歯を見せて、眉を引き上げます。)

•各表情を20~30秒ほど順々に行います。

•最後に笑顔にすると、楽しい気持ちで終われるためお勧めです。

 

 

※1.パーキンソン病の方は体だけでなく,表情や嚥下に関与する筋肉も硬くなりやすくなります。日頃から少しずつ続けて頑張っていきましょう。

 

練習のメリット:

•パーキンソン病では、表情が乏しくなってしまい、顔の表情を作る筋肉(表情筋)を使わなくなってしまいます。

•顔の筋肉を目一杯使うことで、表情豊かに会話が出来るようにしましょう。

 

 

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