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質問84:感情のコントロールができない・・脳卒中後の感情障害とは?
専門家からの回答
脳卒中後は感情障害を高い確率で有します。
患者の約3分の1は、脳卒中後のある時点でうつ病または不安など気分の変化を経験すると言われます。脳卒中後には脳の化学的な変化があり、神経化学のこの変化と感情障害の間には非常に強い関連があるようです。
情動調節障害と呼ばれる状態もあります。これは情緒不安定としても知られていますが、これはうつ病ではありません。情動調節障害を有する人は理由なく突然泣いたり、笑うことがあります。うつ病では悲しい、憂鬱に実際感じると本人は話すでしょう。しかし、情動調節障害の患者では、その時の気分と実際表出されるものの間の関連付けがありません。怒っているのに笑う事もあります。発作の出現や感情変化の多くはコントロールが困難で、数分に渡って継続するようです。
これらの気分障害、うつ病、情動調節障害、不安症のすべてが治療可能です。
それらは脳卒中からの回復を遅らせる可能性があります。相談する事をためらわずに、医師に早期に相談しましょう。
執筆監修|金子 唯史 STROKE LAB代表
・国家資格(作業療法士)取得
・順天堂大学医学部附属順天堂医院10年勤務
・海外で3年に渡り徒手研修修了
・医学書院「脳卒中の動作分析」など多数執筆
国家資格(作業療法士取得)
順天堂大学医学部附属順天堂医院10年勤務後,
御茶ノ水でリハビリ施設設立 7年目
YouTube2チャンネル登録計40000人越え
アマゾン理学療法1位単著「脳卒中の動作分析」他
「近代ボバース概念」「エビデンスに基づく脳卒中後の上肢と手のリハビリテーション」など3冊翻訳.
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