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回復を早めるフィードバックについて
この記事では回復の鍵を握るフィードバックについて記載していきます。
フィードバックの重要性
脳神経の損傷部位を再接続するためにはフィードバックを用いることがとても重要です。ここに良いフィードバックと悪いフィードバックの例を挙げましょう。
脳卒中後のAさんはゴムボールを使って手の機能を上げたいと思っています。
練習の最中、Aさんは眼でゴムボールの形がどう変わるかしっかりとみています。これは視覚のフィードバックを活かした練習法で、とても効果的です。
反対に、Aさんがテレビを観ながらゴムボール練習をしたらどうでしょう。無論、これでは練習の効果が半減してしまいます。
フィードバックの種類
①視覚フィードバック
先ほど紹介した例のように自身の手や足の動きを眼で追い、動きが正しいか、間違っているか逐一確認しながら練習することです。
②聴覚フィードバック
あなたがセラピストと練習するとき、セラピストは動作が正しいか、間違っているかアドバイスをくれるでしょう。これは耳からのフィードバックとなります。
③体性感覚フィードバック
人間は皮膚や筋肉からの感覚(触覚など)を用いて体がどう動いているか判断しています。ゴムボール練習であれば握ったときに反発力が高まることを手のひらで感じられるでしょう。このような皮膚からの感覚も重要なフィードバックのひとつです。
療法士からのコメント
何も考えずただ行うよりも、上記のようなフィードバックを認識しながらリハビリを行う方が高い効果を得られるのは疑う余地がありません。3つのフィードバックに神経を集中して、脳へ刺激をたくさん送ってください。
国家資格(作業療法士取得)
順天堂大学医学部附属順天堂医院10年勤務後,
御茶ノ水でリハビリ施設設立 7年目
YouTube2チャンネル登録計40000人越え
アマゾン理学療法1位単著「脳卒中の動作分析」他
「近代ボバース概念」「エビデンスに基づく脳卒中後の上肢と手のリハビリテーション」など3冊翻訳.
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