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質問15:脳卒中後の回復に影響を与える要因とは?
専門家からの回答
脳卒中の回復は多くの要因によってもたらされます。
まずは年齢です。 脳が若いほど、回復すると言われます。加齢は回復に悪影響を残念ながら及ぼしてしまうようです。
2つめは、脳内の損傷部位です。脳卒中の損傷の大きさは重要な相互作用を持ち、大きい程回復に影響を及ぼします。それと併せて、どの部位が障害を受けたかという事も関わってきます。
コントロールの難しい糖尿病の存在なども影響を与える可能性があります。
3つめは、患者のモチベーションや活動レベルは回復に影響します。それは、リハビリを病院で行ってきた後に、自宅で病院よりも不活動となった際に、回復した機能を失いやすいという面もあります。人によっては、脳卒中後の3か月の状態よりも5年後の方が悪い状態であるという事があり得ます。それは、不活動が引き起こします。
脳卒中の回復に脳卒中自体が影響することは明らかに大きな要因です。しかし、楽しい活動を見つけること、動機づけ、意志といったものが機能を維持・回復させていく際に必要となります。それに加えて、家族・周囲の方の理解・支え・環境が大切です。脳卒中にて体に不自由を生じると、周囲の協力・環境がとても有難いものとなります。
最後に、毎日3つ感謝と成功を見つけましょう。日々、小さな進歩を感じて下さい。これは、回復を目指すに当たって、肯定的な姿勢を保つ習慣づけの練習となります。ポジティブであることは、回復の大きな助けとなります。
執筆監修|金子 唯史 STROKE LAB代表
・国家資格(作業療法士)取得
・順天堂大学医学部附属順天堂医院10年勤務
・海外で3年に渡り徒手研修修了
・医学書院「脳卒中の動作分析」など多数執筆
国家資格(作業療法士取得)
順天堂大学医学部附属順天堂医院10年勤務後,
御茶ノ水でリハビリ施設設立 7年目
YouTube2チャンネル登録計40000人越え
アマゾン理学療法1位単著「脳卒中の動作分析」他
「近代ボバース概念」「エビデンスに基づく脳卒中後の上肢と手のリハビリテーション」など3冊翻訳.
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