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カロリー制限は,体重を落とすダイエットの手法として一般的に用いられることが多いですが,それ以外においても可能性をもつかもしれません.
脳神経細胞の喪失・変性を防ぎ,寿命の延長や老化防止につながる可能性があることが報告されています.
比較的新しい研究において,上記の説を検証してアルツハイマー病・パーキンソン病・ハンチントン病などの病気を予防する可能性のある薬物治療を発見しました.
カロリー制限は学習や記憶にも関係する!?
マウスを用いた研究において,カロリー制限の効用を確かめるためマウスの半分は正常カロリーのエサを与え,もう半分のマウスには正常カロリーの70%のエサを与えました.
3ヶ月後,すべてのマウスの学習と記憶能力を評価した結果,正常カロリーを摂取したマウスは学習および記憶の有意な減少を示し,カロリー制限を施されたマウスは減少を示しませんでした.
カロリー制限が全てではない!!
カロリー制限によらなくても加齢関連疾患を予防する可能性はありますし,通常の老化プロセスを遅らせる可能性があります.
カロリー摂取量を20-30%減らすだけで,寿命や老化防止,学習や記憶すべてに効用がもたらされるわけではありません.老化や神経変性に関わるメカニズムの他,栄養様々な影響因子による可能性もあることを踏まえておくことが大切です.
Reference
国家資格(作業療法士取得)
順天堂大学医学部附属順天堂医院10年勤務後,
御茶ノ水でリハビリ施設設立 7年目
YouTube2チャンネル登録計40000人越え
アマゾン理学療法1位単著「脳卒中の動作分析」他
「近代ボバース概念」「エビデンスに基づく脳卒中後の上肢と手のリハビリテーション」など3冊翻訳.
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