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ボールを使って手の機能練習(4)
今回の練習はメディシンボールが適しています。このボールは重さがあり、軽いボールよりもコントロールが上手く行きやすいです。
この練習は緊張が高い方の手指~上肢の練習に適しています。緊張が低い方にとっても良好な影響を与えます。
このエクササイズはこの先のボール練習の準備体操ですので、多くは行わなくて大丈夫です。各方向へ10~15往復ずつ程度で構いません。これからご紹介するボール運動を続けて行ってみてください。
【運動のポイント】
①膝をついて座った状態になります。膝の前にボールをセットします。
②まずは、麻痺側の手のみの動きで、ボールの上に手を乗せられるか試しましょう。実際には、良い方の手のサポートを借りたり、事前にストレッチを行った方が上手くいく事が多いかもしれません。
③ボールの上に麻痺側の手を乗せ、手の平と指を伸ばし開きます。全ての指がボールの曲面に均等に広がるように配置します。
*手の筋肉の緊張が高い場合は、前後左右にボールを振り筋肉の具合を整えていきます。この動きは小さくても構いません。ボールを手で動かす際のコントロールが重視されます。
④ゆっくりと慣れるまで(目安10往復ずつ)左右・前後とボールを動かします。次に素早く動かすなどバリエーションを持って行ってみましょう。動きに慣れてきたら回すなど複合的に動かしてみましょう。
*ボールを床やテーブルなど様々な場所において練習することが可能です。
*身体とボールの距離を変化させて行ってみましょう。
国家資格(作業療法士取得)
順天堂大学医学部附属順天堂医院10年勤務後,
御茶ノ水でリハビリ施設設立 7年目
YouTube2チャンネル登録計40000人越え
アマゾン理学療法1位単著「脳卒中の動作分析」他
「近代ボバース概念」「エビデンスに基づく脳卒中後の上肢と手のリハビリテーション」など3冊翻訳.
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