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爪のケアを日頃から行いましょう
特に麻痺側の足部は血液循環が悪くなっていたり、体重が上手く掛けられない事で変形しやすい事が言われています。爪によって皮膚が傷付くと化膿したりする場合があります。
自身又は家族の方と日頃から爪や足の状態を観察する習慣を付けましょう。
具体的な爪のケアの仕方については医師や看護師に相談してください。
深爪
老眼や、視力低下等により爪を自身で切る際に色の区別がつきにくくなり、深爪をしやすい傾向にあります。糖尿病が併存する場合は深爪をした部分から化膿し悪化する可能性もあり注意が必要です。
巻き爪(陥入爪)
深爪や合わない靴は巻き爪の原因になります。また寝たきりの方や片麻痺の麻痺側ではほとんどの方が巻き爪になりやすい事から、十分に体重を掛けて歩かないと巻き爪が発生するようです。
陥入爪は爪の先端が趾の柔らかい組織に入り込み炎症が生じます。爪の彎曲が強まり爪が刺さって炎症を起こします。
マチワイヤによる矯正治療があります。
爪白癬
爪白癬に罹患すると、爪が分厚くなると共に爪自体が脆くなり、自己管理が難しくなります。もし爪白癬があるならば早期に医師へ報告し、爪白癬の外用薬塗布を開始し、爪の管理も強化しなくてはいけません。
爪白癬は放置すると、爪そのものが欠落するリスクがあります。また、爪が変形することで皮膚を傷つけやすくなる恐れもあり、糖尿病が併存する方は特に観察や治療が大事になります。
自己流で管理されている患者さんも多いため、出来れば薬の塗り方も指導を受けることをお勧めします。
片手用爪切り
自身で爪切りを行う場合には、片手用の爪切りも販売されています。
爪ヤスリ
爪ヤスリは、爪切りに付いている物でなく単体でも購入可能です。大きさや長さも様々です。持ち手部分を持ちやすく工夫したりしても良いでしょう。
看護師など専門スタッフにお願いしましょう
自身で爪のケアを行うのが難しいと感じている場合は、訪問看護師や通所サービスに所属する看護師や介護士など慣れている専門スタッフにお願いする事も可能です。
水虫や爪白癬他トラブルのある場合は看護師にお願いしなければなりません。
専門の方と関わることで爪だけでない自身を管理する上での役に立つ知識を得られたり人との関りが出来ます。また、通所サービスを利用し家から出ることで、自尊心を高め、様々なスケジュールの調整をしたり、他人とコミュニケーションを取ることが出来、社会参加を図れます。
国家資格(作業療法士取得)
順天堂大学医学部附属順天堂医院10年勤務後,
御茶ノ水でリハビリ施設設立 7年目
YouTube2チャンネル登録計40000人越え
アマゾン理学療法1位単著「脳卒中の動作分析」他
「近代ボバース概念」「エビデンスに基づく脳卒中後の上肢と手のリハビリテーション」など3冊翻訳.
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