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2017.03.17

お笑いの脳科学

 

 

 

 

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冗談を言うとき、脳はどう反応するのでしょうか?

 

 

USCの画像理解研究室の研究者は、プロの即興コメディアンを研究しました。彼らの目的は、ユーモアの創造性と神経の相関をよりよく理解することでした。

つまり、人が笑わせようとするとき、脳がどのように変化するかを見ることです。

 

研究のために、プロとアマチュアの両方のコメディアンと非コメディアンのコントロールグループは、言葉のない漫画を見て、面白い事と平凡なことを思いつくように求められました。参加者は機能的磁気共鳴イメージング(fMRI)装置によってスキャンされ、漫画を見て思いついた時の脳活動を追跡しました。

 

結果は、被験者がジョークを思いついた時、脳の2つの領域(内側の前頭前野および側頭葉関連の領域 )が活性化されたことが示されました。 しかし、活性化される領域は、人の専門知識のレベルによって異なりました。

 

「私たちは、より経験豊富な人がコメディをやると、側頭葉でより活性化を発見した」とUSCの博士課程の学生は述べています。側頭葉は感覚情報を受け取り、スピーチと視覚認知を理解する脳の鍵となる領域です。それは、抽象的な情報や意味情報、および遠隔の関連領域が有意義に収束する場所でもあります。

 

対照的に、アマチュアコメディアンおよび非コメディアンは、複雑な認知行動および意思決定を計画するような実行機能を担う前頭前野に依存していました。

 

研究者はまた、ユーモア創出の間に側頭葉領域で活動が活発である間に作成されたものの場合、面白いと高く評価されたことも発見しました。ユーモアからの高い活性化を示す同じ側頭葉領域は、例えば、壮大な眺望を鑑賞する美的経験によっても活性化されます。

 

アミール氏は、脳内の創造性の神経相関を理解しようとするさまざまな研究を通して、内側の前頭前野は創造性に一貫してつながっている1つの領域であることに留意しました。創造性の源ではなく、創造的プロセスのトップダウンのコントロールであるようだと彼は語りました。メディーを行っている経験が増えると、トップダウンコントロールをする必要性が少なくなり、自然とジョークが出るようになります。

 

 

 

編集部コメント

経験を積み重ねるということは大事な事で、積み重ねる中でより短縮されたルートでの脳処理が行われてくるようにお笑いでなくても感じます。苦手なことも、積み重ねですね。

Reference

“The Neural Correlates of Humor Creativity” by Ori Amir and Irving Biederman in Frontiers in Human Neuroscience. Published online November 25 2016

 

 

 

 

 

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