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2017.08.07 脳卒中

手の痙縮改善に向けて:テニスボールを活用した脳卒中の自主トレ2

 

 

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ボールを使って手の機能練習(2)

 

 

ボールを用いる練習は、ただボールを握るよりも複合的な動きを行う方が効果的です。その良い練習の一つとして、今回の手首の捻りとボールの把持の練習があります。

 

練習目的は、

①手指に適切な力を入れたまま手首を動かすこと

②手を逆さにした時に重力で落ちそうになるボールを適切な力で手の中に保持することです。つまり、どれくらい力が抜けると落ちそうになり、どれくらい力が入ると保持できるか「把持と解放」の感覚をコントロールできるようになることがこの練習の肝となります。

 

今回の練習は写真のようなテニスボールやクリケットボール程のサイズが適しています。

 

 

 

【運動のポイント】

①できる限りしっかりボールを握ります。手の平を上側にします。ボールの握り方は一つ前の練習を参考にして下さい。

 

②次に手首を回し、手の平を下側にします。

 

③ボールをしっかり握り続けたまま、手の平を上側に戻します。

 

基本的には①~③の繰り返しです。

 

必要に応じて、良い方の手で補助して構いません。

 

ボールが落ちそうになる時は、良い手の1~2本の指をあくまで補助として用いてみましょう。良い方の手でボールを手の平に保つために必要な圧力の情報を与え、その感覚を感じる事がとても大切です。

 

十分に握れている場合は、少し緩めてどれ位力が抜けると落ちそうになるか試しても良いでしょう。

 

 

 

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