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2017.03.22 脳卒中

緊急時に知っておくと役立つ4つの判断基準!脳卒中・脳梗塞発症後の対応

 

 

 

脳卒中の種類

 

脳卒中には脳梗塞と脳出血の2つの主なタイプがあり、どちらも脳組織の損傷を引き起こします。

 

脳梗塞は脳卒中の約70~90%を占め、酸素を取り込んだ血液が遮断または狭窄することで脳に酸素を送り込めなくなり脳細胞が死滅する病態です。脳梗塞は血栓症塞栓症に分類されます。

 

脳出血は致命的リスクが高くなります。これは血管が破裂して脳組織に出血を引き起こす場合です。

 

 

 

 

 

 

症状は損傷した脳の領域に影響します。脳の左半球が影響を受けている場合は体の右側に症状が現れ、右半球に影響を受けると症状は左側に現れます。これは脳から出る神経は交差して身体を制御する「反対側」の関係があるからと言えます。

この損傷により、機能的能力低下、活動低下、疲労、筋疲労、部分麻痺、歩行機能の低下などが生じます。他にも記憶喪失、うつ病、不安などが生じます。

また、個人因子によっても症状に影響してきます。年齢、性別、運動不足、神経症状の重症レベル、心機能、抱えている慢性疾患(例えば、糖尿病、肺疾患、および骨粗鬆症)、脳卒中発症からの時間、社会的支援の程度、リハビリ(提供されている場合)の関与などです。

 

 

原因の精査・対応

 

脳卒中を発症した場合、または予兆や危険因子があった場合は、迅速な治療を受けることが非常に重要です。医師は、問題の原因を見つけて最良の治療法を決定します。症状が治療なしで解決したとしても常に医師と話し合う必要があります。症状がすぐに消えても安心してはいけません。自分で診断することは危険です。

 

重要:下記の兆候がある場合は至急医療機関にかかってください。

 

 

脳卒中の診断を確定するための最初の一歩は、慎重な病歴や経過を得ることです。医者または医療提供者は状況について質問します。連絡が取れない場合は、家族や友人に情報の提供が求められます。医師は、あなたが過去に経験していた症状、以前の医学的な問題や手術、家族の病気などについて質問します。

服用しているすべての薬(処方箋と非処方箋)のリストを持って来てください。症状がしばらく続く場合、医師はすぐそばにいる第三者に意見を求める可能性があります。 次のステップは徹底した身体検査です。医師は脈拍と血圧をチェックし、心臓や肺などの状態を確認します。

 

 

神経学的検査には、筋肉や神経の詳細な検査が含まれます。医師は筋力、感覚、協調性、反射などをチェックします。さらに、記憶、スピーチ、思考をチェックするための質問もあります。 評価結果に応じて、医師は問題を完全に理解するために追加の検査(CTやMRI)が必要になることがあります。

神経科医、脳外科(脳神経外科)または他の分野の専門医に紹介されることもあります。脳卒中の原因を発見するまでにしばらく時間がかかることがあり、脳卒中の原因を特定できないことがあります。ご質問や懸念事項については、必ず医師または医療従事者にご相談ください。

 

 

 

 

 

 

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