ページトップへもどる

HOME > 脳卒中 > リハビリ概要 > 片麻痺症状にリハビリは欠かせない! 手指機能と脳の再配線について

2017.12.30 脳卒中

片麻痺症状にリハビリは欠かせない! 手指機能と脳の再配線について

 

 

Facebook メルマガ登録にて定期的に最新情報を受け取れます。

FBいいね メルマガ登録

 

 

 

脳卒中後の手指機能と脳の再配線

 

 

脳卒中後の手の繊細な運動能力を改善するには、運動によって脳を再配線する必要があります。この記事では、エクササイズが脳を再建するのに役立つ方法を学び、脳卒中後の手の機能を改善するサポートとなる手のエクササイズを紹介します。

 

反復練習で精巧な運動能力を向上させる

 

脳卒中後の精巧な運動が難しい場合は、まだ脳が手指の筋と適切に通信できていない状態となっています。脳と手指が再びコミュニケーションを取れるようにするためには、脳の神経可塑性を活性し、脳を再配線する必要があります。

 

「神経可塑性」は、脳を再配線し、新しい神経経路を形成するメカニズムです。神経可塑性は反復練習を通して活性化されます。練習するときはいつも、脳内の特定の神経経路が誘発されます。何かを初めて学ぶとき(または脳卒中回復の場合には再学習する)、これらの経路は新しいものです。より強く成長するためには多くの反復練習が必要です。時間がたつにつれ、結びつきが強くなり、脳と筋肉は再び正常な通信を始めるでしょう。そして練習での動きが楽になります。細かい運動を実践すればするほど、その技能はより改善されます。リハビリは脳卒中後の運動障害の一番の治療法です。

 

 

精巧な運動技能のための簡単な練習

 

 

脳卒中後の精巧な運動能力を改善するための手の練習をいくつか紹介していきましょう。

 

これらの単純な練習は、人によっては面倒に感じるでしょう。しかし、少しでも効果・遣り甲斐を感じたら、その練習はより効果的となります。

 

 

 

 

① お椀(お皿)から別のお椀(お皿)へ豆を移動します。

・豆の大きさ ・お皿かお椀か ・手で行うか、箸で行うか ・どこにお椀を置くか等で難易度や動きが変わってきます。

 

② ペグをペグボードに入れる。なければペンをペン立てに入れる。

・太さ ・ペグを縦にして置いておくか、横にしておくか等でも課題が変わってきます。

 

③ トランプを置いて、それをめくる。神経衰弱で頭の運動も兼ねても良いです。

 

④ ボールを握る。手の中で転がす。

・ボールがしっかり親指から小指まで全部で握れていますか?

・握れたならば、どれ位強く握れますか?

・そのボールを手の中で回せますか?

 

⑤ コインを積み重ねていく。

どれ位積み重ねられるか挑戦してみましょう。ジェンガや積み木などを利用しても良いでしょう。

 

探せばいくらでも、手の練習はあります。子供が遊ぶ玩具などは練習しやすい物が多いです。創造的かつ楽しんで練習を行いましょう。

 

療法士からのコメント

まずは、練習を始め、それをきっかけに実生活でどれ位使うかが大切となります。出来そうなこと、出来なさそうでも麻痺側の手で挑戦してみましょう。繰り返し使う事が大切です。

 

 

Previous Post Next Post

FOLLOW US

脳リハ.comの記事は各ソーシャルメディアでも配信中。
今すぐフォローして最新情報をチェックしよう!

脳リハ.comの記事は各ソーシャルメディアでも配信中。今すぐフォローして最新情報をチェックしよう!

FOLLOW US

脳リハ.comの記事は各種ソーシャルメディアでも配信中。今すぐフォローして最新情報をチェックしよう!

POPULAR POSTS

CATEGORY

脳卒中

パーキンソン病

脳科学Topic

News

RECENT ENTRIES

Copyright c 2016 脳リハ.com Rights Reserved.

無料
カウンセ
リング

お申込み・ご質問・ご相談など 各種お問い合わせ

無料カウンセリングの
お申込み