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脳卒中ケアユニット(SCU)の理解
脳卒中後の3つのステップとは?
脳卒中後は3つのステップで成り立っています。
急性期では即時治療が行われ、必要なすべての検査と治療を受けます。急性期治療は概ね1~2週間で終了します。
その後、より健康を取り戻し、可能な限り多くの機能を回復させ、在宅生活を送るためにリハビリテーションを続けて行う必要があります。そのため回復期の病院・病棟へ入院します。
退院後は、自宅や地域の施設などでさらなる回復または在宅生活を維持するためのリハビリを継続的に行います。維持期では再発予防に対しても取り組む必要があります。
脳卒中ケアユニット(SCU)とは?
検査・治療を受ける病院は、専門的な脳卒中ケアユニット(SCU)の体制が出来ている病院に入院し、脳卒中患者のケアについて特別に訓練された専門家のチームによって評価・治療されることが理想的です。日本では、厚生労働大臣の定める施設基準を満たした病院がSCUを保有できます。
研究において、一般病院の病棟よりも脳卒中ケアユニットにてケアされた方がその結果が優れていることが示されています。
脳卒中ケアユニットに入院した人は、
・より高い生存率を有します
・より自立した生活を送ります
・1年後に在宅生活を送れている可能性が高い
・5年、10年後にも在宅生活を継続できている可能性が高く、障害が少ない
・在院期間の短縮
・自宅退院率の増加
などが報告されています。