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2017.05.04 パーキンソン病

利用すべき!パーキンソン病を特定するための7つの検査方法ーEEG・PETなど-

 

 

 

 

診断検査

 

 残念ながら、パーキンソン病を確定できる診断検査はありません。このことは、ドーパミンイメージング技術(DATScan)が広まっているにもかかわらず、臨床家たちは口を揃えて言います。

 

典型的なパーキンソン病の症状を有する患者の血液検査の結果は、ほとんど異常を示しません。脳波検査(EEG)ではいくつかの側面で脳の電気活動を記録しますが、パーキンソン病かどうかを見極めるには効果的ではありません。

 

 

 一方、ハンチントン病やウィルソン病であることを示す遺伝子検査や血液検査などでパーキンソン病を“除外”するために、いくつかの検査を使用することがあります。

 

神経科医は定期的にこのような追加の診断検査を依頼するのではなく、非定型的な症状を観察したときに検査を選択して活用します。アルツハイマー病などの他の病気のパターンを特定するのに役立ちますが、通常、初期のパーキンソン病患者はこれらの検査で、わずかな異常しか示しません。

 

 

 脳のMRICATスキャン(CT検査)は、非常に精巧な解剖画像を生成でき、放射線科医は、脳腫瘍や脳卒中(脳梗塞)、脳室の異常な拡大(水頭症)の可能性がある異常領域を発見することができます。画像検査は、医師が他の原因を除外するのに役立ちます。ただ、パーキンソン病患者の脳のMRICATスキャンは正常に見えることが多いです。

 

パーキンソン病などの神経変性疾患を引き起こす脳の変化は、顕微鏡でしか見られないほどわずかで、一般的にこれらの検査では明らかにされません。しかし、MRI検査の新しい評価方法は、一部の非定型パーキンソニズムをパーキンソン病と区別する方法を提供でき、パーキンソン病を有する人たちとそうでない人たちとを区別することができます。

 

 

 特定のタイプの陽電子放射断層撮影(PET)スキャンや単一光子放出コンピュータ断層撮影(SPECT)スキャンを用いることで、脳内のドーパミン系を評価することができます。 PETスキャンは一般的には利用できず、主に研究に使用されています。脳内でドーパミンを輸送する物質を評価するSPECTは、北米で導入されており、ヨーロッパでも利用可能となっています(日本国内でも使用されています)。

 

重要なことは、これらの画像技術による知見は、パーキンソン病とそれ以外のほとんどのパーキンソニズムを呈する疾患とで類似しているため、神経内科医がこれらの障害を評価する際に、今までの経験以上に診断を確定できる方法ではありません。実際、SPECTは、パーキンソン病以外の「類縁疾患」(非定型パーキンソニズムやパーキンソニズムプラス)を区別することができないため、パーキンソン病よりも重篤なパーキンソニズムの除外には有用ではありません。

 

米国でDATScanSPECT)は、本態性振戦(ET)とパーキンソニズムを区別する診断ツールとして推進されています。パーキンソン病の検査としてヨーロッパの多くの国で広く使用されているもう1つの検査に、経頭蓋X線像(電波探知機や超音波探知機と同様の技術を使用しています)があります。

 

パーキンソン病の多くの人たちが、ドーパミン細胞(黒質)を含む脳の領域でのエコー信号が増加しているが、パーキンソニズムを呈する他の多く疾患はこの変化と関連がないと言われています。

 

ただし、健常群の10%がパーキンソン病と同じく増加したエコー信号を有することが分かっていることも指摘されています。患者の評価におけるこのツールの有用性は、大規模集団の研究やスクリーニングでさえも不明確なままです。

 

 

 診断検査の結果は、パーキンソン病以外の診断を示していても、それは決定的ではない可能性が高いです。これらの検査では特定の疾患プロセスを同定し得る異常な結果を示しません。

 

 

 

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