年々医療財政は圧迫されており, 入院中や退院後の保険枠のリハビリ量・サービスの質は低下の一途をたどっています。一方で, 脳卒中などの中枢神経疾患に対し, リハビリの量や質を高めることで機能回復が促進されるという研究報告は毎年多く発表されています。アメリカなど保険枠が殆どない医療サービスの中では, 脳卒中やパーキンソン病に対して早期から本人や家族が知識や技術を学び, リハビリ量や質を補う文化が主流となっています。日本でも近い将来は保険枠がさらに縮小し, 当事者やご家族でリハビリを実施していく時代を迎えることが予測されます。そのため, 本サイトでは自主リハビリ動画, 生活お役立ち情報, 家族でできる自主リハビリ動画などを配信し, 少しでも質の高いリハビリを継続して実施できる環境サポートの構築を目的としています。加え、自費サービスとなりますが、リハビリ提供や事業所のスタッフ育成などにも取り組んでいくデザインを組んでいます。
本サイトには、脳卒中やパーキンソン病のリハビリに必要な最新の知識が集約されています。現在ネットにありふれたリハビリ情報は古いものが多く、「パーキンソン病 リハビリ」で検索すると、何十年も前から続く体操がいまだに紹介されています。脳科学や様々な分野のトレーニングは常に発展しており、脳卒中やパーキンソン病の従来の常識が大きく変動してきています。病院では「治らない・よくならない」と言われていても、最新の海外論文では麻痺の回復が長期的に改善してくる報告は多々存在し、研究と現場のギャップが広がっています。「ガラパゴス化」したリハビリ文化が少しでも改善できるよう、本サイトでは積極的に海外情報とリハビリへの応用を中心に情報をご紹介していきます。
最近マスコミで医療情報サイトの信ぴょう性・大量投稿に関する問題点が取り上げられました。医療というデリケートな領域に全くの素人がネットからの情報をまとめ、大量投稿した問題です。医療の情報サイトは事故につながるリスクが高く、専門家の監修が必須です。本サイトは、リハビリ専門の国家資格を保有する理学療法士・作業療法士・言語聴覚士のスタッフが監修しています。また、当スタッフは脳卒中・パーキンソン病の臨床に特化したスタッフであり、より安全で専門的な情報発信に努めています。
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