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2017.07.20 脳卒中

脳卒中後の迅速な4つの評価!? (FAST:顔・腕・声・救急車電話)

 

 

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予防と迅速な対応が出来るために

 

脳卒中は緊急事態です。すぐに治療を開始する必要があり、スピードがとても大切となります。医者のように細かく診断する必要はありません。

 

これは脳卒中なのかと本人・家族が認識・判断できるということは重要です。

 

今回は、簡単なチェックリストをお伝えします。

 

 

FASTテスト

 

 

FASTテスト:これは簡単なチェック項目と取るべき対応を示すものです。FASTはその項目の頭文字です。頭文字を並べると「FAST:速く、つまり緊急」という意味となります。

 

①Face:顔面の麻痺のテストです。笑顔を取るように声を掛けましょう。両側同じように表情を変化させられていますか?顔の麻痺がないか、口が片方垂れ下がっていないか等確認しましょう。

 

②Arm: 腕の麻痺のテストです。両方の腕を前方90°まで上げるよう声を掛けましょう。上げたらその場で止めます。麻痺があると、保持が出来ず片方が落ちてきます。

※下肢の麻痺に関しては、スムーズに歩けているか?足を引きずっていないか?など確認しましょう。

 

③Speech:会話の障害(失語症)のテストです。内容に即した話をはっきりと話せていますか?話掛けた時に内容を理解できていますか?会話の中で話せているか、理解できているかを確認しましょう。

 

④T(TIME to call): 上記項目に該当するようであれば、脳卒中があると疑う十分な証拠となります。何よりも優先させ、1分1秒でも早く救急車を呼びましょう。

 

 

治療を受けるのが早くなればなるほど、被害を最小限に抑えられる可能性があります。

 

一過性虚血性発作(TIA)または小梗塞を軽視してはいけません。TIAは24時間以内に症状が治まりますが、「治ったから大丈夫だろう」でなく、通常の脳卒中と同様に扱い、検査・治療を受けなければなりません。治療が遅れる事により、致命的な脳卒中を引き起こす可能性もあります。また、治療をしなければ生命を脅かす状態が続く事となります。上記のFASTテストが該当する場合、緊急で治療を受けねばなりません。

 

 

脳卒中のリスクの評価

 

TIAが確認されたら、脳卒中のリスクを評価することが大切です。

ABCD評価法は、NICE(国立健康増進研究所)の推奨する方法の1つです。

 

『ABCD』は、

年齢(Age)

血圧(Blood)

症状の臨床的特徴(Clinical features of symptoms)

TIAの持続時間(Duration of TIA) 糖尿病の有無(Diabetes)

の頭文字です。これらを点数評価します。

 

年齢:60歳以上の場合 ⇒1点

血圧:収縮期血圧140以上または拡張期血圧90以上⇒1点

臨床的特徴:片麻痺に失語症を伴うもしくは失語症を伴わない状態⇒ 2点 

      片麻痺を伴わない失語症⇒ 1点

TIAの持続時間:60分以上 ⇒2点  10〜59分⇒1点

糖尿病なし⇒0点 糖尿病あり⇒1点

 

点数が高い程リスクが高いことが研究で示されています。

ABCDの点数が低い場合、脳画像を含む検査と専門医師による診察が1週間以内に行われるべきです。高得点または週に2回以上のTIAを有する場合は24時間以内に行われるべきです。

 

頸動脈の評価

 

頸動脈は首の前部にあり、ウイリス動脈輪の前部に血液が供給されます。この頸動脈が狭窄するとTIAや脳卒中の原因となる場合があります。

 

身体検査では、医師が聴診器で首の片側または両側の頸動脈を通る血流音を聴取します。また、頭頸部血管造影検査、頸動脈エコーやMRIなどの検査で頸動脈の狭窄や脳動脈瘤を見つけることもあります。

 

頸動脈が内科的治療(抗血小板薬はじめ薬と生活習慣の改善など)だけでは維持していくのが難しい顕著な狭窄の場合は、手術が選択肢となる可能性があります。この手術は、頸動脈内膜剥離術と呼ばれます。別の方法に頸動脈ステント留置術(CAS)があります。これは、小さなバルーンをカテーテルによって挿入し、狭窄した血管を開くようにバルーンを拡張させる血管形成術を行うことです。その後、ステントを挿入して血管を開いたままにします。

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