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2017.07.12 脳卒中

脳梗塞が脳卒中の約80%を占めます。。血液循環の理解を理解する

 

 

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どうして脳卒中は起こるの?

 

脳卒中は、脳のある領域が血液供給を奪われている状態です。

ハートアタック(心臓発作)に対応し、「ブレイン・アタック:脳発作」とも呼ばれます。

 

血液は、脳に酸素と栄養素(グルコースを含む)を供給します。脳への血液供給が遮断されると、精密な脳細胞が損傷を受け始め、細胞が壊死します。 脳卒中は時間との勝負です。より早く(3時間以内が目安です)に治療を開始すると後遺症が軽くなることがあるとも言われます。

 

脳卒中は緊急事態として扱われるべきという事を理解することが重要です。「大丈夫・・寝れば治る」と油断していると、脳の永久的な損傷または死に至ることさえあります。

 

脳卒中の2種類の原因とは?

 

脳卒中は、主に2つの経緯で発症することがあります。「虚血」と「出血」です。虚血性脳卒中(脳梗塞)は脳卒中の約80%を占めます。

 

虚血(脳梗塞)

 

これは生きている血管に閉塞が起こることを意味します。一般的にコレステロールや脂肪が沈着して出来るプラークが血管内に蓄積した結果と言われます。本質的に動脈硬化の結果です。

 

虚血性の脳梗塞が生じる2つの機序があります。

 

一つは、脳血管上のプラークが破裂し、そこに急速に血の塊(血栓)が形成され、これが血流を遮断するのに十分な大きさであると、血流が途絶えて脳梗塞が起こります。

 

もう一つは、血栓が体の別の部分で形成され、血液に沿って流れ、脳に供給される動脈の狭い部分に留まる場合です。 脳塞栓とも言われます。

 

出血(脳出血)

 

これは、脳内の血管が破裂し、脳自体が出血します。

 

 

脳に送られる血液の循環について

 

ウイリアム・ハーベー(William Harvey:1578年4月1日 – 1657年6月3日)血液循環説を唱えた。

 

ウィリアム・ハーベー(1578-1657)は、イギリスの解剖学者・医師であり、「血液の系統は一つで、血液は循環している」と仮説を立て、 動物に関する多くの研究後、1628年『動物における血液と心臓の運動について』において「血液は心臓から出て、動脈経由で身体の各部を経て、静脈経由で再び心臓へ戻る」という血液循環説を発表しました。これが医学の科学研究の基盤となっています。

 

心臓は2つのポンプが効果的に繋がっているようなものです。

 

心臓の左側(左心房)は肺から酸素を豊富に含んだ血液を受け取り、それを全身の血管(器官や組織へ)へ送り出します。脳はその送り出された血液から供給を受けます。

 

心臓の右側は二酸化炭素を多く含んだ血液を受け取り、それを肺に送り出して、ガス交換を行い、より多くの酸素を取り込みます。 これを肺循環といいます

 

動脈は、心臓から血液を臓器や組織へと運び、静脈はそれを心臓に戻します。動脈は栄養を与えるために酸素を蓄えた血液を運びます。静脈は、酸素をより多く受けるために肺へ送られ、二酸化炭素を放出し、酸素を多く受け取った血液を心臓に戻します。

毛細血管は動脈と静脈をつなぐ細い血管です。ガス交換・栄養を細胞に与え・老廃物の運搬等を行います。

 

脳血管の解剖:ウィリス(Willis)動脈輪

 

脳は体内で最も重要な器官であり、約1000億個の細胞で構成されています。これらの細胞は血液から酸素を永続的に供給されなければなりません。脳への血液循環の理解は、脳卒中を理解する上でも不可欠です。 脳への血液供給は、17世紀半ばのThomas Willis博士によって発見されました。

 

トーマス・ウィリス Thomas Willis(1621~1675)

 

下図のように脳底部(脳の下)において、内頸動脈と椎骨動脈の分枝が連絡して形成された輪状ないし六角形の動脈吻合があり、これをWillis動脈輪(大脳動脈輪)と呼びます。

 

より小さな動脈はそこから分岐し、より上方へ移動し、脳の特定の部分へ血液を供給します。脳卒中を起こした場合に、CTやMRIをはじめ臨床検査に基づき、脳のどの部分がどの程度影響を受けているかを診ることが可能です。また、そこからどのような症状が出現し得るか推測することが出来ます。

 

Willis動脈輪より、次の分枝が供給されます。

 

前大脳動脈 – 脳の底部で内頚動脈から分かれ、前頭葉や頭頂葉など脳の前方に血液を供給します。閉塞した前大脳動脈は、身体の反対側の麻痺および感覚障害を手よりも下肢に強く症状を引き起こすことがあります。尿失禁もあり得ます。前頭葉は感情、知能、思考、言語等を司る領域もあり、人格変化が起こり得ます。

 

中大脳動脈 – 内頸動脈が脳の中に入り、分枝する中で一番大きな枝です。 優位半球が損傷を受けると、失語や失読(字が読めない)・失書(字が書けない)等の症状を引き起こすことがあります。中大脳動脈は、線条体を含む脳の大部分へ血液を供給します。線条体は運動機能へ関与し、それに伴う様々な問題が生じる可能性があります。また、同名半盲といって両目の同じ側が見えなくなる症状が起きる可能性があります。手足の麻痺は、手と足が同じ程度動かなくなる場合と、下肢に比べ上肢の麻痺が強く出る場合があります。

 

後大脳動脈 – 脳の後方の後頭葉へ血液を送ります。この領域は視覚に関し大きな役割を果たし、様々な視覚的な問題が生じる可能性があります。

 

小脳動脈 – 小脳へと血液を供給するので、運動失調またはバランスおよび協調性といった運動性の問題に関連します。

 

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