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質問７６：脳卒中者の何％が「復職」出来ますか？
専門家からの回答
脳卒中は患者が多いだけでなく、多様な障害像がある等の特性から復職率が重症度に分けず全ての脳卒中を含めると45%程度の再就労率となっています。半分以上の人が脳卒中後に仕事に戻れないと推定されます。自宅生活上の問題はクリアされているような軽症例でも３割は再就労が難しいようです。
リハビリテーションは、歩き方や日常での手を使う方法、セルフケアの方法、身近なコミュニティに戻る方法といった面で多くの進歩を遂げてきました。しかし、脳卒中者が仕事に復帰するのを助けるための現実的な訓練といったものは病院の環境からも実際どうしても少ないのかもしれません。
仕事は脳卒中後の回復のきっかけ、訓練となり得ます。アルバイトであろうと正社員であろうと、仕事を始めようとしているのならば、脳を常に使用し、身体的にもより活発に行動することを余儀なくされます。復職される人は医学的な病気にかかったり、入院機会が減少し、その他の問題も少なくなるとも言う方もいるようです。
復職は、通常の生活に戻り、給料を稼げることに加え、人生の充実感があり、仕事に戻ると良いという客観的な医学的理由はたくさんあります。
執筆監修｜金子 唯史 STROKE LAB代表
・国家資格(作業療法士)取得
・順天堂大学医学部附属順天堂医院10年勤務
・海外で３年に渡り徒手研修修了
・医学書院「脳卒中の動作分析」など多数執筆
国家資格(作業療法士取得)
順天堂大学医学部附属順天堂医院10年勤務後,
御茶ノ水でリハビリ施設設立 7年目
YouTube2チャンネル登録計40000人越え
アマゾン理学療法1位単著「脳卒中の動作分析」他
「近代ボバース概念」「エビデンスに基づく脳卒中後の上肢と手のリハビリテーション」など3冊翻訳.
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