ページトップへもどる

HOME > パーキンソン病 > 病態の理解 > もう見落とさない!パーキンソン病の6つの初期症状 ー けいれん、仮面様顔貌などー

2017.01.23 パーキンソン病

もう見落とさない!パーキンソン病の6つの初期症状 ー けいれん、仮面様顔貌などー

 

 

 

 

初期症状

 

 

足のけいれん

 時々、初期のパーキンソン病の人たちは早朝の足のけいれんに気付きます。これは痛みを伴うこともあればそうでないこともあります。このけいれんは、ジストニックスパズムまたはジストニア(「悪い」または「適切でない」を意味する“ジス”と「筋緊張」を表す“トニック”を掛け合わせた言葉)として知られています。つま先全体を下方に巻き込んだり、母趾だけ反っているのに他のつま先は下方に巻き込んだりします。非常に少ないですが、手指にも影響が出るかもしれません。大抵は字を書くなどの活動をしているときに、指や手首が異常な姿勢になってしまいます。

 

仮面様顔貌

 病気の初期の段階で、家族が顔の表情の変化を感じるかもしれません。医師は自発的な表情の喪失やまばたきの頻度の減少を説明するために“仮面様顔貌”という用語を使用します。医師は、活気のない顔を見てうつ病の根拠として誤解したり、家族や友人は患者が無関心で不幸であると考えるかもしれないが、実際にはパーキンソンの筋強剛と動作の緩慢さによって顔の表情やまばたきの減少を生じます。

 

声の変化

 パーキンソン病の人たちは、しばしば声の「力」を失ったと報告し、話をするときの声量を維持するために努力しなければならないと報告します。声がより弱々しくなり、配偶者は声を聞き取りづらくなり、頻繁に物事を聞き返さなければならないことに気づきます。

 

(時々、患者は配偶者の聴力が低下していると配偶者を責めてしまいます。実際にそうであれば、コミュニケーションはさらに困難になる可能性があります)。

 

パーキンソン病の人たちの声を電話で理解するのは特に難しいかもしれません。職場では、会議やプレゼンテーションの際に考えを言葉で表現するのが難しくなる場合があります。

 

手の巧緻性の喪失

パーキンソン病は運動の流動性や素早い運動に影響を及ぼすため、症状が出てくると手の巧緻操作を伴う日常的な作業でしばしばぎこちなく感じます。パソコンのキーボードを使用するのが難しくなる時間が出てきたり、鍵や財布をポケットから取り出すときにぎこちなく感じることもあります。

 

 初期症状が現れ始めた人でも、特に症状が利き手側から始まった場合(右利き場合は右側から発症した場合)には、書字に問題が現れます。パーキンソン病の人たちは書字が遅くなり、より大変で面倒になります。そして、文字は通常の大きさから始まりますが、徐々に縮小すると報告されています。

 

この小さくなる筆跡は小字症と呼ばれています。クレジットカードの領収書や小切手など、長年の署名を見返すと、進行性の小字症のパターンを見ることができます。小字症はローマ字の筆記体など連続した文字で頻繁に見られる症状であり、ひらがなやカタカナ、漢字など文字の区切りがはっきりした字体では出現しにくいと言われています。

 

   シャツの一番上のボタンを締めたり、化粧をしたりするには、細かい器用さが必要であり、これらの作業の困難さが病気の初期に現れることがあります。よく起こることですが、影響を受けた側の腕をシャツに通すのは問題があるかもしれませんが、もう一方の腕を通すのは影響を受けていないでしょう。

 

初期症状が出てくると卵を割ることや、歯を磨くことなど、手首を細かく繰り返し使う作業も困難になります。患者はしばしば「弱さ」が問題であると解釈してしまいます。振戦がない時に医師が診察すると脳卒中や脳腫瘍の症状としてこのような片側の「弱さ」を考えてしまう可能性があります。

 

屈曲(前かがみ)姿勢

 パーキンソン病の初期段階に軽く腰が曲がった姿勢が観察されます。パーキンソン病患者は、時間がたつにつれてますます曲がってくることがあります。このような屈曲姿勢は、老化の正常な兆候としてあり得るので、それ自体で医師がパーキンソン病を診断するのに十分な証拠にはなりません。

 

歩行や全身運動の困難さ

 歩行時の腕の振りの変化はわずかですが、パーキンソン病の人たちやその家族が早期に変化に気付くことがあります。通常は、私たちが歩いているときには自然に腕を交互に振ります。パーキンソン病の初期には、しばしば一側の自然な腕の振りがなくなります。

 

一部の人たちは、歩いているときに腕が自分の脇にくっついてしまったり、肘がわずかに曲がったり歪んだりしているようで、自然に振ることができないと言います。彼らは意識しながらであれば腕を振ることができますが、意識して努力的に行なうことをやめてしまえば、不動の状態に戻ってしまいます。

 

 同様に、一方の脚を流動的に動かせなくなった場合、あたかもその脚を後ろに引きずっているかのように感じる人もいます。彼らの歩行のリズムは変わるでしょうし、実際にわずかに足を引きずって歩くかもしれません。

 

 主に、パーキンソン病の初期の人たちは動作の緩慢さによって、柔らかい椅子やソファーから立ち上がるといった低い場所から動き出すことが困難になる可能性があります。また、自動車への乗り降りはもっと難しくなるかもしれません。

 

 

 

病態理解の記事一覧はこちら

 

Previous Post Next Post

FOLLOW US

脳リハ.comの記事は各ソーシャルメディアでも配信中。
今すぐフォローして最新情報をチェックしよう!

脳リハ.comの記事は各ソーシャルメディアでも配信中。今すぐフォローして最新情報をチェックしよう!

FOLLOW US

脳リハ.comの記事は各種ソーシャルメディアでも配信中。今すぐフォローして最新情報をチェックしよう!

POPULAR POSTS

CATEGORY

脳卒中

パーキンソン病

脳科学Topic

News

RECENT ENTRIES

Copyright © 2016 脳リハ.com Rights Reserved.

無料
カウンセ
リング

お申込み・ご質問・ご相談など 各種お問い合わせ

無料カウンセリングの
お申込み