ページトップへもどる

HOME > パーキンソン病 > 病態の理解 > 4つの特徴【4代兆候】から パーキンソン病の1つずつ整理してみる….

2017.01.08 パーキンソン病

4つの特徴【4代兆候】から パーキンソン病の1つずつ整理してみる….

 

 

 

パーキンソン病の概要

パーキンソンは慢性進行性の神経変性疾患です。パーキンソン病は脳の神経が変性する疾患です。“変性”とは「質の低下」を意味しています。つまり、時間経過とともに重症度が増していきます。したがって、パーキンソン病は経時的に悪化する神経系の疾患であると言えます。 また、パーキンソン病は慢性進行性の神経疾患でもあるとも言えます。“慢性”とは「長期的に持続する」ことを意味し、“進行性”とは「段階的に進む」または「症状が進展する」ことを意味しています。このようにパーキンソン病は治ることはなく、徐々に悪化していきます。

 

 

パーキンソン病の命名

 パーキンソン病は、最初にこの病気を記述した英国の医師James Parkinsonにちなんで命名されました。古典的な医学書には、この病気の臨床像に合った障害のある人の記述が含まれていますが、Parkinson氏はその最も詳細な説明を提供していると評価されています。

 

 

 

 

パーキンソン病の経過

 純粋なパーキンソン病は進行がゆっくりです。確定診断を可能にするほど症状が明確になった後でも、重度の障害に悩むまでに通常は数年から10年以上かかります。さらに症状を緩和させる治療法もあり、症状が生活の質(QOL)に重大な影響を及ぼすまでに10年以上経過することもあります。

 

 

パーキンソン病の症状

 パーキンソン病患者は、“ニューロン”といわれる特定の脳細胞群がゆっくりと徐々に傷害を受け、選択的に変性したり壊死したりします。この過程がパーキンソン病の典型的な症状を引き起こします。パーキンソン病患者は無意識に手足が震えたり、筋肉が硬直して堅くなるのを感じたり、自分ですばやく動き出すことができなくなります。

 また、身体が曲がったり前傾したりする典型的な歩行となり、バランスを保つことが難しいかもしれません。これらがパーキンソン病の特徴的な症状です。これらの症状は一度にすべて現れません。

 

たとえば、バランスはより進行期のステージまで問題になることはまずありません。また、振戦は誰にでも起こるというわけではありません。パーキンソン病の特徴的な症状はTRAPという頭字語で記憶することができます。

 

 Tは振戦Tremor、Rは筋強剛Rigidityのことです。Aは無動Akinesiaであり、自発的または随意的な運動や流動的な運動の喪失を指します(運動の完全な損失ではなく減速することを“動作緩慢”といいます)。

 

Pは姿勢反射障害Postural instabilityであり、バランスの欠如と転倒の危険が伴います。今のところ、パーキンソン病を完全に治療することも進行を遅らせる方法もありません。

 

 

パーキンソン病と類似疾患

 さらに、早期パーキンソン病の徴候および症状*は、他の神経疾患とわずかに異なるだけであり、パーキンソン病よりも重度のものやそうでないものもあります。

 

例えば、多系統萎縮症(MSA)やレビー小体型認知症(DLB)、進行性格上麻痺(PSP)、大脳基底核変性症(CBD)などが挙げられます。これらの疾患の類似性は診断を困難にするためパーキンソン症候群の人にとってはもどかしく感じるかもしれません。

 

なぜなら、多くの場合はパーキンソン病を確実に特定する方法は、進行して症状が現れるのを静観するしかありません。

*症状は患者が訴えるもので、徴候は医師が検査で見つけたものです。パーキンソン病は典型的な徴候および症状の両方を有します。

 

 

 

 

病態理解の記事一覧はこちら

 

Previous Post Next Post

FOLLOW US

脳リハ.comの記事は各ソーシャルメディアでも配信中。
今すぐフォローして最新情報をチェックしよう!

脳リハ.comの記事は各ソーシャルメディアでも配信中。今すぐフォローして最新情報をチェックしよう!

FOLLOW US

脳リハ.comの記事は各種ソーシャルメディアでも配信中。今すぐフォローして最新情報をチェックしよう!

POPULAR POSTS

CATEGORY

脳卒中

パーキンソン病

脳科学Topic

News

RECENT ENTRIES

Copyright © 2016 脳リハ.com Rights Reserved.

無料
カウンセ
リング

お申込み・ご質問・ご相談など 各種お問い合わせ

無料カウンセリングの
お申込み