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2017.04.22 パーキンソン病

最新情報!若年性パーキンソン病の特徴と対応について -特徴・診断・対処-2

 

 

 

若年発症 高齢発症のパーキンソン病の症状

 

 一般的に、若年性パーキンソン病患者の症状は、高齢発症患者の症状と類似していますが、2つのグループを比較した研究ではいくつかの違いが確認されています。例えば、若年性パーキンソン病の患者は、「振戦が優位」となる可能性が高いようです。言い換えるなら、初期症状として振戦は、若年性パーキンソン病においては高齢発症よりも顕著となることが多いです。

 

 

 ジストニアやパーキンソン病に伴う異常な筋スパズムは、若年性パーキンソン病では初期にも現れることがあります。ジストニアには、つま先の巻き込んだり、足の親指が反り返ったり、足首が捻れるような肢位なることあります。このような筋肉のけいれんは不快感を引き起こし、歩行などの活動を妨げる可能性があります。

 

高齢発症のパーキンソン病では、これらの症状は一般的に、病気の経過や投薬治療を開始した後、レボドパの効果が消えた時(朝起きた時)に最も頻繁に出現します。特に若年性パーキンソン病患者でジストニアはレボドパ治療を開始する前に発症することが多くあります。

 

 

 若年発症のパーキンソン病患者は、薬物誘発性ジスキネジアや運動症状の変動を引き起こす可能性が高いとの報告もあり、レボドパ開始後すぐに(1年以内に)起こる可能性があります。しかし、現時点では、若年性パーキンソン病患者の進行が、高齢発症と異なるかどうかはわかっていません。

 

 

診断上の問題

 

 若年性パーキンソン病患者の多くは、次々と違う医者に診察してもらっても、正確な診断ができずに不満を抱いています。30代の人が外見でわかるような安静時振戦や筋強剛、片側の手の緩慢さなどの典型的な早期パーキンソン病とまったく同じような症状が見えても、多くの医師は、若年成人の診断としてパーキンソン病を考える可能性は非常に低いです。

 

典型的な安静時振戦がないときには、医師がパーキンソン病の診断を考慮する可能性はさらに低くなります。パーキンソン病の初期症状は、うつや不安などの心理的な問題と誤認されることさえあります。こういった誤診によって何年もの間、診断のための不要な検査や善意であっても間違った治療を継続することとなります。

 

 

 パーキンソン症状がある若年成人は、運動障害の研究センターを訪れることで恩恵を受けられる可能性があります。パーキンソン病は一般的な疾患ではないため、パーキンソン病の豊富な経験を有する神経科医による徹底的な検査は、若年患者にとっては不可欠でしょう。パーキンソン病以外にこれらの症状の原因を特定するために、血液検査や画像検査(コンピュータ断層撮影[CAT]スキャンや脳磁気共鳴画像[MRI])などをよく使用します。

 

 

対処

 

 パーキンソン病の診断に受容することは常に困難なことですが、3040歳代の人は、6070歳代の人たちとは根本的に異なる問題に直面します。若年者も高齢者も慢性疾患というものを受容する必要がありますが、若年者はさらに若い家族や仕事に関する責任を負うことが多くあります。

 

 

 パーキンソン病の症状に関する多くの情報があるため、診断を受けてから病気の進行による影響を考えて、その後の生活を計画していくことができます。仕事のことや家族のことについてパーキンソン病の症状の影響を考慮する必要があります。また、障害保険などを取得し、これを継続することについて慎重に考える必要があります。これは、慢性疾患に罹患した場合は非常に重要となります。

 

 

 雇用者が加入している医療保険は、雇用を継続している限り、慢性疾患の診断後も継続されます。雇用終了後でさえ、コブラ法(米国)では、個人が毎月の保険料を払っている限り、一定期間、医療保険を継続することを認めています。パーキンソン病の診断後に新しい健康保険に加入することは、より高い保険料を支払わなくてはならないことが多くあります。

 

障害保険は、診断が行われた後に、より高価となります(時には高価になることもあります)。これが、多くの保険代理店などが、事故や疾病を診断される前の健康な人たちに(若い健常者でも)障害保険を購入するように勧める理由です。

 

本邦でのパーキンソン病の公的支援制度に関して以下のサイトにまとめられているため参考にしてみてください。

https://www.boehringer-ingelheim.jp/患者ご家族の皆様へ/病気に関する情報/パーキンソン病について

 

 

 

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