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2017.04.04

パーキンソン病の 「ドーパミントランスポーターイメージング」

 

 

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科学的発見はパーキンソン病の治療法を変えるかもしれない

 

パーキンソン病をモニタリングする時に脳のSPECTを用いてドーパミン活性に関する情報を得ます。 ドーパミン活性の低下は、脳のSPECTで検出することができます。 この方法は、パーキンソン病の診断に広く用いられています。

 

脳におけるドーパミンレベルの低下は、パーキンソン病の中核の運動症状、すなわち振戦または震え、筋硬直および運動の緩慢さと関連しています。

 

フィンランドでの新しい研究では、SPECTで観察されたドーパミン活性は、以前に仮定されていた黒質におけるドーパミンニューロンの数を反映しないことが示されています。 これはニューロンの数とドーパミン活性の間の相関が直接的ではないことを証明する重要な結果でした。 将来、黒質のニューロンの数に影響を及ぼす治療法を開発する際には、今回の研究結果が考慮されなければなりません。

 

「黒質のニューロン数に影響を及ぼす治療法を研究する際に、SPECTは先進的なパーキンソン病の治療研究結果をモニタリングするのに適した方法ではないようです。」とKaasinen氏は述べています。この研究では、死亡前にドーパミントランスポーターのSPECT検査されたパーキンソン病患者において、黒質における死後のニューロン数を計算しました。 黒質のニューロンの数は、生体内で生検が不可能な中脳内の深部に位置するため、患者の生存期間中にニューロンの数を計算することはできません。

 

このコホート研究は、死後の黒質緻密部のニューロン数は、パーキンソン病における線条体内ドーパミントランスポーターと関連していないことを実証しています。

 

 

編集部コメント

現在の検査方法では、人間の深部まで検査を精密に行えないようです。今後の科学の発展が、より新しい発見を生み、将来の治療法を変えていくかもしれません。

 

Reference

“Dopamine transporter imaging does not predict the number of nigral neurons in Parkinson disease” by Laura Saari March 10 (2017).

 

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