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2017.02.07

血栓溶解療法(t-PA)と組み合わせる新たな脳卒中・脳梗塞の治療法

 

 

 

Reference

Fabrício Simão, Tuna Ustunkaya, Allen C. Clermont, Edward P. Feener. Plasma kallikrein mediates brain hemorrhage and edema caused by tissue plasminogen activator therapy in mice after stroke. Blood, January 2017 DOI: 10.1182/blood-2016-09-740670

 

脳血栓によって引き起こされる脳卒中を治療する際、組織プラスミノーゲンアクチベーター(t-PA)の治療的注入(血栓溶解療法)が近年は主流になっており劇的な効果が認められています。この治療は血栓を溶解させ、血流を回復させ、障害を受けた脳領域を修復します。しかし、「血栓溶解」治療は、脳内で出血や腫脹の危険性があり、脳卒中の開始後3時間以内に投与されなければならず、その臨床的効果が制限されます。

 

 

ジョスリン糖尿病センターの研究者は、動物モデルと共同して、t-PAと組み合わせて、脳卒中の結果を改善し、治療の機会を増やす可能性のある薬を投与し実証しました。

 

「血漿カリクレイン」と呼ばれるタンパク質をターゲットにするこの薬は、合併症を軽減し、血管を開く際の有効性を高めることでt-PAをより安全にする機会を提供する可能性を示唆しています。

 

Blood紙の筆頭著者であるFabrícioSimão博士およびFeenerラボの研究チームは、t-PAがヒトおよびマウス血漿中の血漿カリクレインの活性を高めることを実証しました。

 

そして、ジョスリンの科学者は次に、血漿カリクレイン阻害剤を投与された動物およびより少量のタンパク質を産生するように遺伝子改変された動物は、血漿カリクレイン遮断なしの対照動物よりも出血、脳の腫脹および脳領域の損傷が有意に少なかったと報告しています。

 

食品医薬品局(FDA)は、遺伝性血管浮腫の治療のための血漿カリクレイン阻害剤を承認しました(*アメリカにて)。この経路を標的とするさらなる阻害剤は、遺伝病および糖尿病性黄斑浮腫を含む他の病気に対しても効果が出せるよう、複数の製薬会社によって開発中のようです。これらの新たな知見は、血栓溶解療法における血漿カリクレイン阻害剤のさらなる潜在性を示唆しています。

 

 

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